

とってもしあわせな ねこがいました
海がみわたせる 丘のてっぺんにある
かわいい家にすんでいました
おうちのひとは とてもやさしくて
ねこのきもちが とてもわかるので
ねこはいっしょにすんでいて
とてもしあわせでした

ひがしのうみのむこうからは
まいあさ それはそれは うつくしい
あさやけが みえました
ねこは そのひかりを
お気に入りの塀の上からみるのが すきでした
だって そのひかりのあとは
おうちのひとが
おいしいごはんを
くれるんですもの

ゆうがたになると
西のうみのむこうには
それはそれはうつくし夕やけが
みえました
ねこは あしたにつづく
そのひかりが だいすきでした
だって そのあとは おうちのひとが
おいしいごはんを
くれるんですもの

ある日 いつものように あさやけのあと
ごはんをまっていましたが
おうちのひとはねこをよびにきませんでした
おひるになっても
夕がたになっても
おうちのひとは かえってきませんでした
ねこは うみのむこうへ
おでかけしたのかしら・・・と
おもいました
つづく
わたしは 自分の体験にもとづき
この絵本を描きました
描くまで、あたまのなかが まとまらず
ずっと下書きのようなものをためていました
夜空の星になった三毛猫が
わたしを励ましてくれました
動物たちのこころは
純粋で 強くて たくましくて
そして 限りなく優しいのだと
思うのです
お読みくださってどうもありがとうございました






